活動名「HANGER HOLIC」について
こんにちは。
『見慣れたものが、未知なるものに。』
このブログではハンガーの蒐集を通じて見えてきた世界のことなどを綴っていきます。
活動名は「HANGER HOLIC」といいます。
さて、皆さんは「HOLIC」という言葉にどんな印象を受けるでしょうか。
恐らくですが、
聞き覚えのある「ALCOHOLIC(アルコール中毒)」や「WORKAHOLIC(仕事人間)」といった言葉が思い浮かび、ネガティブな印象を受ける方が多いのではないでしょうか。
「中毒」と訳すとより分かりやすくネガティブな印象になります。
そんな、進んでは用いられないであろう「HOLIC」という言葉ですが、だからこそ魅力を感じた出来事がありました。
当初「HANGER HOLIC」のネーミングは活動名ではなく、2015年に地元鎌倉の「books moblo」にて開催した初の展示名でした。
*展示についても追い追い記します。
そのまま活動名にもしたネーミングですが、当初はかなり悩みました。
・ハンガー展
・デザインハンガー展
・ハンガーデザイン展
etc…
そんなひねりもくそもない案が浮かんでは消えていく日々…
とりあえずカタカナや「○○展」はダサいなと冷静になり、安易な考えと思いつつ、ここは英語表記のカッコよさを頼ることに。
「HANGER」の単語は必須。
そして意味はもちろん、字で見たときの印象も良くしたい。
そこで自分は、単語の頭文字が揃っているスッキリ感で印象を良くしようと考えました。
「HANGER」の頭文字、つまり「H」から始まる単語です。
「H」から始まり、且つ「HANGER」に連なる言葉として意味のある単語探し。
案の定その選定に時間がかかることになるわけですが…。
あるときふと、大学時代に食べたサーティワンのフレーバーを思い出しました。
ハロウィン限定フレーバー、
その名も「チョコレートホリック」。
直訳すると「チョコレート中毒」。
コレだと思いました。
「中毒」というネガティブな言葉の印象の転換。
『(中毒になるくらい)大好き。』
ハロウィンのおどろおどろしい雰囲気にピッタリ、且つポップ。
「ホリック」の響きにはどこか抜け感があり、意味とは反してポップさもある。
当時ここまで言語化した上で感銘を受けたわけではありませんが、そのインパクトは心に刻まれていました。
「HOLIC」は設定した条件以上にしっくりくる単語でした。
難産でしたがこうして「HANGER HOLIC」が誕生しました。
人は誰しも何かの「中毒」だと思います。
「好き」と言うときれいに収まりますが、好きであり続けている状態であれば充分「中毒」なのではないでしょうか。
それが表出しているかしていないか。表出したいかしたくないか。
あるのはその差だけだと思います。
ご覧いただきありがとうございます。
ハンガーのことが少し、わからなくなりますように。