世間とハンガー
こんにちは。
『見慣れたものが、未知なるものに。』
このブログではハンガーの蒐集を通じて見えてきた世界のことなどを綴っていきます。
今回は「世間とハンガー」についてです。
「ハンガーが好きで集めています。」
さて、初めましての人にそう伝えた時、どんな言葉が返ってくると思いますか?
きっとこの記事を読んでいるアナタも同じことを思っていると思います。
そうです。
「どうしてハンガーなのか?」です。
これまで何度も受け答えてきた質問です。
おおよそ何かを好きで集めているという人に対しては反射的に口をついて出てしまう類の質問だと思います。
加えて集めている物がハンガーなので尚更だと思います。
これがメガネや帽子、絵画や骨董品であれば不思議に思われることはないでしょう。
ですがハンガーなのです。
好きで集めている物としては不思議に思われる物なのです。
ではなぜ人は不思議に思うのか?
改めて考えてみました。
それはハンガーに以下3つの要素が欠けているからだと思います。
1.希少性
必ず家に1本はある日用品であり、100円ショップでの購入やクリーニング店の利用を通じて簡単に手に入れることが出来ます。
2.嗜好性
メガネのように身に付けてファッションとして楽しむことが出来る物ではなく、かと言ってタバコのようにストレス解消や気分転換が出来る物でもありません。つまり、楽しみ方が分からない物なのです。
3.デザイン性
絵に自信がない人でも、きっとハンガーであれば見ずとも上手に描くことが出来るでしょう。それだけハンガーのデザインは簡素で誰でも思い浮かべることが出来る物なのです。
こうしてまとめてみると、やはり集めるに値する要素が欠けているなと思います。
ですが、それはあくまで世間一般の認識であり、自分はそうではありません。
自分の目に映るハンガーは、その3つの要素を兼ね添えている物なのです。
ということで、次回の記事ではハンガーに対する自分の認識についてお話したいと思います。
ご覧いただきありがとうございます。
ハンガーのことが少し、わからなくなりますように。